STD(性感染症)とは性行為によってうつる感染症のことであり、一般的に性病といわれている病気です。代表的なものとして、HIV・淋病・クラミジア・梅毒・尖圭コンジローム・ヘルペス・トリコモナスなどがあげられます。この病気は男性も女性も感染します。
淋病
淋病は細菌感染症の一つです。
男性は、尿道口から膿が出て、尿が出る時に強い痛みを伴います。
女性は、症状があまり無く、進行すると膿のようなおりものが出たりします。さらに進行すると子宮内膜炎・卵管炎・腹膜炎等を起こすこともあります。
薬物治療(抗生剤投与)を行います。
クラミジア
クラミジアは細菌感染症の一つです。
男性は、尿道口から膿が出て、尿が出る時に痛みを感じることがあります。
女性は自覚症状が出にくいのが特徴です。
薬物治療(抗生剤投与)を行います。
梅毒
梅毒は細菌感染症の一つです。
感染初期にはペニスや陰部に赤くて固いはれ物ができ、放置すると約3ヶ月後にその赤みが全身に広がります。さらに進行すると、ゴム腫などの皮膚症状があらわれます。現在は、早期に発見して治療(抗生剤投与)を行えば完全に治る病気です。
尖圭コンジローム
尖圭コンジロームはウイルス感染症の一つです。
症状は、ペニスや陰部にイボ(腫瘍)ができて、カリフラワー状になることもあります。
治療は、軟膏を塗る方法が主流となりつつありますが、他に冷凍療法・外科的切除などがあります。再発の可能性があり、その度に治療が必要となります。
ヘルペス
ヘルペスはウイルス感染症の一つです。
初めての感染では、ペニスや陰部に水泡が出来、それが潰れて潰瘍になり激しい痛みを伴います。治療は薬物療法(薬の服用や軟膏を塗る)を行います。
再発の可能性があり、その度に治療が必要です。
トリコモナス
トリコモナスはトリコモナス原虫による感染症です。
男性はまったく無症状で、女性は黄色い臭いの強いおりものとかゆみを伴う病気です。
治療は薬物療法を行うことで完治します。